自分の「きこえ」について知っていますか?

あなたの「きこえ」についてチェックしてみましょう。

  • テレビを見るとき、家族と同じボリュームでは聞き取りづらい。
  • 話しかけられたとき、聞き返す事が多い。
  • 銀行や病院の窓口などで、名前を呼ぶ声が聞こえにくい。
  • 聞き間違いが多い。
  • ほかの音が重なると会話をうまく聞き取れない。

これらの項目に心当たりがある場合は、一度耳鼻科医にご相談される事をお勧めします。
まずはきこえの現状を正確に知る事が大切です。

言葉の理解度とは

高い音が聞こえにくくなると、言葉の母音は聞こえるものの、子音を聞き取る力が低下していきます。
子音は母音に比べて短く弱く発音される上に周波数が広く拡散するため聞き間違えやすいのです。

聞き間違えやすい言葉
さとう(佐藤)さん⇔かとう(加藤)さん
さかな(魚)⇔たかな(高菜)
しろ(白)い⇔ひろ(広)い

きこえの衰えは意外にご本人でも気づきにくいものです。
まずはご自分のきこえの状態をきちんと把握することから始めましょう。

聴力は一般的に30歳代を境に衰え始め、特に高音域から低下していきます。

難聴には「伝音性難聴」と「感音性難聴」があります。

耳のどの部位に原因があるかで難聴の種類が分かれます。

「伝音性難聴」とか、音を伝達する外耳から中耳にかけてどこかに障害があるために起こる難聴です。

大部分は医学的治療によって聴力を回復する事ができます。

「感音性難聴」とは、音を感じる部分の内耳以降に何らかの障害があるために起こる難聴です。聞こえにくいだけではなく音の強弱に対する感覚障害や言葉の聞き間違いなどが起こります。
医学的治療は難しく、補聴器にも高度の処理が要求されます。
上記の両方に原因が生じた障害を「混合性難聴」といいます。

補聴器を上手に使って毎日をもっと豊かに

補聴器にはこのような効果が期待できます。

  • 自信を取り戻し積極的に会話がしやすくなる
  • 会話がスムーズになる
  • 生活に役立つ環境音を聞き取りやすくなる

補聴器は一人ひとりに適した調整を行う事により、効果的に聞こえが改善されます。

両耳装用をお勧めする理由

言葉の聞き取りを良くするには、音の方向や距離がわかる事が肝心です。そのため、両耳から音を聞き、右脳と左脳をバランスよく統合作用させる事で情緒豊かな音の世界を体感できるのです。

  • 騒がしい場所でも会話が聞き取りやすくなる
  • たくさんの音の中から1つの音を選びやすくなる
  • 立体的で豊かな音質が得やすくなる。
  • 音の方向感や距離感がわかりやすくなる。
  • 片耳装用よりも小さな音で聞き取りやすくなる。
  • 耳が疲れにくくなる。

耳から入ってきた多くの音は、反対側の脳で処理されます。左右の脳で処理されるので、言葉を理解したり、抑揚のある音を楽しんだりする事ができます。

難聴になると、会話がうまくできずにイライラしたり、何事にも消極的になりがちです。自分に合った補聴器を見つけることで暮らしやすく、自分にも自信が持て、心のゆとりを取り戻す事が可能になります。

聞こえが気になりだしたら迷わずご相談ください。補聴器の専門スタッフがあなたの耳に適切な補聴器をお選びします。

1.スタッフにご相談

専門のスタッフがきこえの悩みや希望を伺います。普段なかなか言い出せなかった不安やきこえに対するさまざまな疑問を率直にお話ください。

2.聴力測定

補聴器の正確な調整のために、まず聴力を測定します。

3.補聴器の選択

お客様が実際に使用される環境を専門スタッフがカウンセリング。測定した聴力データや使用環境、ご予算に合わせて適切な器種をお選びします。

4.調整

同じ器種でも一人ひとりの調整は異なります。お客様ご自身の耳に補聴器を装用し、最適な状態になるように仕上げていきます。
※補聴器は使用開始前に適切なフィッテングが必要です。

5.試聴

まずは両耳で、次に片耳ずつお試しください。また、静かな場所と騒がしい場所で言葉がどう聞こえるかもお試しください。

※購入後も定期的な点検やクリーニングをお勧めします。